セミナーレポート ホテル業界就職キックオフセミナー
ホテル就活、今年もいよいよ始動!
2007年1月16日(火)、なかのZEROホール(東京・中野区)にて「ホテル業界就職キックオフセミナー」が開催され、日本全国から約600名の就活生が集まった。このセミナーは、就職活動を本格的に始めるにあたり、ホテル業界の魅力や、業界が求める人材像、就職活動のポイントを短時間で学べるもの。まさに「キックオフ」にふさわしい2時間半となった。
第1部は、「『ホテル』という仕事の魅力」と題し、ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の高野登氏が講演を行なった。出版以来2年以上たってもなお反響が大きい『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』の著者である高野氏は、本の中でも語りつくせなかったホテル業界の魅力を分かりやすく聴衆に語りかけた。また、「これから目の前に広がる未知の世界を恐れず、冒険を楽しもう」と話し、これから始まる就職活動に不安を抱く就活生へメッセージを送った。
第一部の講師・高野登氏。就活生にホテル業界の魅力を分かりやすく語りかけた
第2部では「座談会 人事担当者が語る『今、ホテルが求める人材』」として、国内有名ホテルの人事担当者を招いてのパネルディスカッションを行なった。マンダリン オリエンタル 東京、ホテルオークラ東京、ヒルトン東京ベイの3社から担当者が参加。人材像から業界研究の仕方、普段の生活で心がけることなど、この時期の就活生が喉から手が出るほどほしい情報が多く提供され、熱心にメモをとりながら食い入るように聞く参加者が多く見られた。
第3部では、弊社刊『ホテル業界就職ガイド』編集長の久保亮吾氏が「最強!ホテルシュウカツ術」と題して講演。就職活動をいざ始めてみたものの、実際は何をしたらいいのか分からないというこの時期にぴったりの内容で、「5秒で『私の大好きなこと』を話せるようになろう」「就職活動のポイントは顔・足・手です。“顔”は、表情などから相手に与える第一印象。“足”は、パソコンの前で座っているだけでなく、実際に自分の足を使って動くこと。そして最後の“手”は、夢や自己分析をして感じたことをひたすら書き出すこと」など、今日からでもできる「シュウカツ術」について具体的に数々のアドバイスを行なった。
第三部の講師・久保亮吾氏。ホテル人事担当者の経験から、ホテル就活のコツを伝授
白熱したセミナー終了後は、ホテル業界に内定している先輩たちに話を直接聞く参加者の姿も多く目立ち、その列はなかなか途切れることがないほどだった。
また、終了後に回収したアンケートでは「学校を休んで地方から来たけれど、その価値があった」「ホテルに関することだけでなく、人生のためになる話を聞くことができた」「今まで不安だらけだったが、話を聞いて、自分のできることからコツコツと始めようと思った」「会場にいる志の高い仲間に刺激を受けた」など、喜びの声が続々と寄せられ、満足度の高さがうかがえる結果となった。
いよいよ就職活動という人生初の「冒険」へと、スタートダッシュをきった参加者たち。これから各自、どのようなドラマを描いていくのか。2008年ホテル就職戦線はまだ始まったばかりだ。
【日時】 2007年1月16日(火) 開場13:30/開始14:00/終了16:15
【会場】 なかのZEROホール(東京・中野区)
JR・東京メトロ東西線「中野」駅南口から徒歩8分
【参加費】2,000円(税込)
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